hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

野党が甘やかされすぎではないかなと。これは、わざと野党を成長させない戦略なのでしょうか?

 日本の政治においては、野党が甘やかされているように思います。野党が常に与党の批判しかしないという根幹は、恐らく国会にあるんだろうなと思ったりします。予算委員会等の委員会審議において、最近で一番多いのは、週刊誌や新聞片手の質問タイムです。昨日は、橋本厚労副大臣と自見議員の不倫を国会で、追及しておりました。質問したのは、きぼうの党で、安保の踏み絵を踏んで、負け残りの比例代表で拾われたのに、立憲の方が羽振りが良いので、そっちに流れたのですが、比例だったので、立憲に入る事が出来ず、無所属で、会派だけ参加したという、さもしい過ぎる議員さんです。

 そこまで、固執して国会議員でいるのに、不倫の追及だそうで。まあ、同じ、さもしすぎる男性Metoo議員(彼は男性ですが、男性としてでも、彼は不幸な事があったんでしょうね。そこには、同情しますが)の方の選挙区が橋本さんの選挙区なので、援護射撃なんでしょうが、国会議員ならば、政策で勝負して欲しいものです。

 本当であれば、質問に答えるだけではなく、対話形式にすれば、野党の甘えも無くなります。橋本さんが、「私の不倫と貴方の安保問題での変節は、どちらが、国民にとって重大な裏切りでしょうかね?」と言えるようになれば、こういった、週刊誌片手の無駄な時間は無くなると思います。週刊誌に書かれていることを、否定するには、書かれた方が立証する責任があるという、素晴らしい理論をかざした、野党の方がおられました。ご自身の、帰化問題には、立証責任を全く果たしておりませんでしたが。(笑)

 日本の野党の質問の元は、新聞と週刊誌です。それならば、野党は不要で、政権は、新聞と週刊誌に答弁した方が分かり易いように思います。野党は、国政調査権と称して、官僚を呼んで自論を展開し、その光景をTV等に流させるというパフォーマンスをしているのですが、実際、その口調の横柄さに、国民の多くに嫌われてしまうという愚を犯しているように見えます。ああいいった場で、冷静に、論理的な矛盾を追及してゆけば、かなり国民の信頼を得ると思うのですが、感情的な罵倒をしているように見えて、それは、彼らを支持する、労組とかへの受けはいいのでしょうが、本来獲得をする必要がある、浮遊層には引かれてしまうように思います。

 政権側から、質問を解禁し、野党が答弁するという形を加えれば、野党の政策構築レベルが上がるはずです。そういった与野党で切磋琢磨する事で、より良い政策を立案してゆく事が出来るのではないかと思います。

 かつて、かなり有効な政権交代の指標となっておりました、イギリスのシャドーキャビネットについて、日本の野党もかなり真似をした事があったと思いますが、結果的に野党が甘やかされる環境でいるために全く機能しなかったように思います。与党との違いを作るならば、与党は、結構、素人を大臣に年功序列で行う傾向にありますので、シャドーキャビネットは、その筋の専門家をそろえるなんて事をして、理論的に打ち負かすという戦略を立てるなんてのが、本来はあっていいんじゃないかと思います。討論形式にしてね。勿論、野党も、現実的なしっかりとした論理構築が必要ですので、ある種の教育というか、政権奪取後に役立つと思います。