hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

PCR教の信者は、理解出来ないでしょうが。結構PCR検査を大量に実施するのは大変なんだと思います。

 PCR検査拡大を政府も望んでいたという事は理解できるのですが、しかし、その数が拡大しない理由を解き明かす事は出来なかったようです。本来、ここを解き明かす使命は、マスコミにあると思うのですが。PCR教の信者のコメンテーターが、PCR教の専門家と称する人の意見を聞くだけで、お終いという感じで、問題解決に対しては何の役にも立たなかったように思います。

 先ず調査すべきは、PCR検査装置は、どこに何台あるのか?という事です。基本的に遺伝子の研究をしている所ならば、普通にあるというか、必須であると思いますので、日本全国にあるPCR装置は少ないはずは無いと思います。その内、コロナを扱える施設はどの程度あるのか?という問題です。大学でも扱えますし、研究機関でも扱えると覆います。しかし、そういったところで扱うとすれば、このウイルスの感染症法上の取り扱いが問題になって来ます。現状の第3類以上の分類では、どこでも、検査をするのは、不可能ので有ろうと思います。ここに、問題解決のヒントがあるのではないかと推測されます。

 機械はあったとして、キットはどうなのか?コロナウイルスRNA情報はどうなのかといった問題もあると思いますが、初期ならいざしらず、今は、メーカーも掻き入れ時ですから、まあ不足は無いでしょう。

 人的リソースはどうなのか?検査自体にも、結構面倒な作業をする必要があります。が、そのデーター管理も結構大変な作業ではあります。検査依頼書のデーターをどういったように取り込むのか?属性をどう入力するのかという問題があります。民間の検査センターでも、電子での依頼は少ないように思います。検査依頼書の取り込みは手書きOCRとかを使用しているケースが多いのではないでしょうか?そうなると名前や住所等のベリファイが必要になるはずです。読み取りエラーもあると思います。その読み取りエラーが致命的になる場合もありますので、慎重に対応されるでしょう。今回の検査では、主力となるはずの、衛生検査所や保健所は、この部分が圧倒的に弱いと思います。そもそも、普段は、それ程大量の検体を受けていなので、データー処理は貧弱であろうと想像します。勿論、検査自体も、PCR検査作業が行える技術者がどの程度いるのかが問題になると思います。

 つまり、ボトルネックになる部分は結構あって、どこか一つでも詰まると、検査拡大が出来ないという事になると思います。勿論、解消方法はあります。各検体を一括でデーター登録をして、(電子データーで医療機関から直接データーを受け取る)、そのデーたーにユニークな番号を附番して、各大学、研究機関に送る。研究機関からは、そのユニークな番号に対する、陽性陰性を検査し、データーで転送する。一括データー管理センターは、そのユニークな番号の結果を拾い出し、検査対象者のデーターを紐付けるという形です。東京都でも1日10万件くらい検査を行うとすれば、個別のデーター入力は、物凄い労力であろうかと思います。手入力は、1分1件として、1日500件/人くらいが限界で、それ以上になれば、ミスが増えるだろうと思います。人の属性データーのミスは致命的ですので、慎重にする必要があると思います。で10万件/Dayとすれば、データー入力だけのために200人必要となる訳です。もし、全員が、マイナンバーカードを保有しており、そこからデーターを読み取る事が出来れば、10人でも余裕になるでしょうね。もっと言えば、ネット(或いはスマホとかから)取り込み出来れば、もっと簡素化されるでしょうね。

 更にと言えば、唾液ではなく、咽頭拭い汁の採取であれば、400人は最低欲しいでしょうし、そのアシスタントとしてその倍はいるのではないかと思います。800人です。つまり、ここまでで1000人という事になります。そのうえで、検査する人がいる訳ですから。そこまでの人を集めるのも大変でしょう。そして、今の法律では、サンプルをPCR検査所に届けるのも保健所職員の仕事ですし、陽性者を病院に送るのも保健所職員の仕事です。もっと言えば、クラスター追跡も保健所職員の仕事になります。

 これらの問題点が複雑に絡み合ってしまって、解けないから、PCR検査数が増えないのだと思います。TVでは、医者に聞いて、厚労省が悪いんですと言うだけでいいので、楽ですけれど、実際には多くのボトルネックが存在しており、ひとつづつ解消しないといけないという事です。そのうえで、思うのは、ニューヨークやドイツについては、厳格な管理はしていないのではないかと思っています。ですから、検体の取り違えも結構あったんではないかと思ったりします。採取、検査のところは、人が行うので間違う可能性があると思いますし、そこに対応している人は、そこまで厳格な作業を行うというレベルの人ではないだろうと思っております。そのへんのおっちゃん、おばちゃんに2時間くらいレクチャーしたぐらいで使っているんじゃないかと。韓国や中国は軍隊を使ったりしています。ただ、この軍隊も素人集団だろうと思いますので、結構、間違いがあるんではないかと思います。その間違いはあまり検証出来ないので、間違いとは言えないのかもしれませんが。日本では、それは出来ない、して、失敗すれば、大変な社会問題になると、厚労省は思っているでしょうね。ずっと、マスコミは厚労省を叩き続けて来たというのもあって、厚労省はマスコミに結構過敏であると思っております。そのつけつまり頑張らない厚労省を今、国民が背負っているとしたら、納得できるのかもしれません。