hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

コロナ危機は、改善に向けた大きなチャンスではないでしょうか?

 コロナ対策の主目的は、いかに死者を出さないかという事だろうと思います。次には、経済的な影響を最小限にするという事ではないでしょうか?そういった意味においては、日本政府は頑張っていると思います。日本人が頑張っていると言っていいのかなとも思います。政府の方針はブレブレで、あまりに酷い状態で、かつて優秀であると言われていた、官僚組織が崩壊してしまったのではないかとすら思ってしまいます。問題は、政策立案能力です。批判を受けて方向転換するという事は、そこまで、腰を据えて、命を賭けた政策では無いという事でしょう。そういった気持ちの薄さは、国民は敏感に感じ取ります。

 中国は、今、世界中から叩かれているように思います。しかし、習近平は絶対に曲げ無い。それは、曲げれば、自分達の政治生命が終わるという事を理解しているからだと思います。良いか悪いかは別にして、習近平は、その政策に命を賭けていると思います。その迫力が、強硬な中国がまだ、存続している大きな要因だと思います。そういう姿勢であるから、それなりの人が習近平を支え続ける訳です。いい悪いと言えば悪いとは思います。このままで行けば、中国経済は崩壊するかもしれません。しかし、ここで、戦った事で、次の中国は違った道を取る事が出来て、復活するかもしれません。

 日本のように、フラフラしていると、結果的には何も残らず、全てが曖昧になるだろうと思います。そして、責任を誰も取らない、いい加減な社会になってしまいます。政府も、官僚も、与党も、野党も、マスコミも、そして国民も、誰も責任を取らずに権利だけを主張する社会が、良い社会であるはずがありません。

 今回の、感染症は、個人の問題です。インフルエンザのように感染力が強いウイルスではありません。濃厚状態でなければ、マスクで止まります。接触感染よりも、中心は飛沫感染です。これは、簡単に止まるんです。しかし、面と向かって話をすれば、当然ウイルスの餌食です。飲み会、喫煙所、間違いなく感染します。そこを止めれば個人は感染しません。単にそれだけです。もちろん、介護施設や医療施設は違います。そこは、かなり厳重にケアーをしないといけません。そこだけです。

 私は、諸悪の根源は、感染症法と特措法の問題だと思っております。これを変えて、保健所の負担を軽減する必要があると思います。もはやコロナは、基本報告義務だけで良い感染症になっていると思います。世の中は、コロナパニックになっておりますが、少なくとも、致死率や重症化率は季節性インフルエンザ並みになっていると思います。

 ただ、次の感染症に備えて、豊富な補正予算がありますので、今出来る事をしかかりとやっておく事は必要かと思います。自動化されたPCR検査装置を、大きな病院全てに無償配布しておくとかは、非常にやり易いのではないかと思います。感染者隔離施設の整備も急務です。感染者対策と通常医療の共存を考えるとすれば、どうすれば良いのかをしっかりと検討しておく必要があると思います。それには、非常時に施設の空調体制を分割する事が出来るような、ハードとSOPの整備というソフトの両面における対策が必要であると思います。それは、この冬からの第3波よりは、通常の季節性インフルエンザの死者を減少させることに役立つかもしれません。インフルエンザも結構、介護施設や病院等でのクラスター発生というリスクが高いように思います。このコロナは半年の死者数が1000人ですが、インフル関連年間死者数は、直接で3500人、関連では1万人と言われております。これが、このコロナを教訓として、少しでも減少すればと思います。危機の中にチャンスの芽はある。そう思います。それをしっかりと生かす努力が必要ではないでしょうか?