hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

この夏に感染拡大しているのは、もしかしたら日本にとって福音なのでは?

 感染症というものは、不思議なもので、どんなに拡大しても、時間が解決して来ました。ペストにしても、コレラにしても、天然痘にしても、スペイン風邪にしても。ワクチンも治療薬も無い段階でも、時間が収束させて来たと思います。それゆえ、まあ、このコロナもいつかは収束するんだろと思います。

 そして、この夏のいわゆる第2波は、もしかしたら、日本にとっては福音なのかもしれません。東大の教授によれば、日本のこの拡大は、東京・埼玉型だそうです。このウイルスは、感染力が強いが、毒性が少ないのではないかと、思われます。つまり、拡大し始めても3週間になりますが、重症者や死者が前とは異なって非常に少ないという事です。勿論、若者を中心に拡大しているのでという事ですが、感染防御の側面で言えば、若者でも、誰でもいいんです。感染し、抗体を保有し、免疫の壁を構成出来れば。という意味において、日本で、若者が大量に感染し、殆どが無症状か軽症で、抗体を保有していただければ、この秋、冬に対して、免疫の壁が出来上がるので、日本の被害は少ないのではないかという事です。つまり、日本の若者は、自然にワクチンを打っているという解釈もできます。感染を奨励したいというのではありません。しかし、今回の、日本の防疫対策の失敗は、次の大きな感染被害を防ぐ事になるのかもしれません。

 ウイルスの性状は、感染力が強く、毒性が弱いというように変異してゆくものと思っております。これは、自然のスクリーニングであると思います。そして、その拡大スピードが速い程、ウイルスの変異スピードも速くなると考えられます。つまり、重症化しやすいウイルスは隔離されたり、本人が死亡したりして、次に移りにくくなるからです。とすれば、より軽く、より拡大し易いウイルスのみが生き残ってゆく事になるはずです。今、世界では、大きな感染拡大が起きております。感染拡大のペースは4月最初には、10万人/Dayだったのが、今は30万人/Dayとペースが速くなっておりますが、死者のペースはほぼ6000人くらいで変わっておりません。つまり、致死率は当然の事ながら下がっております。アメリカは別にしても、ブラジルやインドがそれ程、先進的な医療体制があるとは思えませんので、やはり、感染力が強くなり、重症化率は低くなっているのではないかと推測できるのではないでしょうか?

 世界規模で、この弱毒化が更に進めば、当然、このコロナの脅威は、意識として無くなると思われます。今は、最初の中国のイメージが世界中に拡散されて、このコロナウイルスの実像が見えないくらいパニくっているようにも思えます。そして、この規模でこのスピードで拡大すれば、もしかしたら、秋、冬に大きな波は来ないのではないかとも思われます。ただ、問題は、今回、感染防御に成功し、抗体保有の壁が出来なかった国という事になります。それらの国は、逆に、この強力な感染力を有する、変異型のウイルスに大きな被害を受けるかもしれません。つまり、自分達の感染防御システムを破壊するくらいの感染力になりますので。人間万事塞翁が馬という事なのかもしれません。