hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

BABYMEATLの外典Apocryphaの時代が終わり、次は正典Canonの時代が始まるのでは?そして、伝説に。

 日本のアイドルが壊滅状態になっているように見えるのは、恐らく、若い人達が、日本のアイドルに憧れず、韓国のアイドルを好きになるからなのではないかと思います。どうも、日本のアイドルを推している層って年齢が高くなっているんじゃないかと思ったりします。我らがBABYMETALのファン層の中心は30代から50代くらいでしょうし、AKBとか坂道グループのファン層も結構高そうに思えます。何故なのかと言えば、新鮮ではないという事なのかもしれません。若者は自分に無い煌めきに憧れる部分があると思うのですが、日本のアイドルは煌めきというより、何というか一体感というかサポートというかそういったものが強いのかなと。相撲で言うところの谷町的な感じでしょうか、だから、年齢層も高くなってしまうという事なのかもしれません。

 若い人達からすれば、成長の過程なので、志向も変わるでしょうし、自身の恋愛とか仕事とかで、環境が変わる可能性もありますので、移り気である部分もあるので、長くは無いと思います。しかし、30代から以上のファン層は結構人生を共に歩む的な思いもあって、長く続くのかもしれません。

 BABYMETALは、正直、日本でメジャーではないでしょう。認知度はそれなりにあるかもしれませんが、具体的にどんなグループかとは知らない人が多いのだろうと思います。また、ヒット曲もありません。ただ、聞いたことのある曲は多いかもしれません。最近では、イイねとか、おねだりとか、結構TVの中で、BGM的に使われていたりしますので。X JAPANというグループは、日本では大御所のグループ、伝説のグループであると思いますが、全盛期においての認知度はそれ程高いものではなかったと思います。恐らく、認知度で言えば、今の方が高いでしょうね。それは、彼らがそれ程、売れなかったからではないかなと思います。GLAYというグループがあって、これも大御所、伝説のグループと言えると思いますが、このグループは、Xよりははるかに実績はあります。数々のヒット曲を生み出しております。しかし、印象的には、Xの方が上の実績があるような印象を持つ人が多いように思います。

 ピンクレディとキャンディーズの関係も、現役時代は、圧倒的にピンクレディの方が実績があると思います。しかし、キャンディーズは今もなお伝説のアイドルであり続けており、ピンクレディはそこまで評価されていないように思います。

 こういった現象はどうしてなのかと思うと、大きなファン層を作るよりも、コアで忠実はそこそこのファン層を有する方が長続きし、ほそぼそとでも、その勢力を維持できれば、30年後、40年後も伝説になる可能性があるという事なのだろうと思います。大きく数年で力尽きるより、中くらいで20年、30年続けばその方が印象強くなるという事なのだろうと思います。

 伝説になるために、アイドルやバンド活動する事は無いと思います。だから、最初から細く長くなんて活動をすることはないでしょうし、それが成功するとも思えません。しかし、唯一、もしかしたら、BABYMETALのKOBAは、最初から、伝説を作ろうとしているのかもしれないなぁと思っています。ApocryphaとかLegendとかの言葉を多用しておりますし、最初から、Su-Metalを神として印象つけようとしております。

 ただ、BABYMETALには、外典Apocryphaはあるのですが、正典Canonはありません。つまり、本来であれば、外典が終わり、これから伝説となる正典カノンが始まるのかもしれません。もしかしたら、登録商標の問題(キャノンCANON)があって、カノンCanonという言葉を使えないという、笑い話のような可能性もありますが。
 この、バカげた(心の底からの誉め言葉です)物語を見続けてゆきたいなと思っております。これも、もしかしたらですが、KOBAは、可憐ガールス時代の中元すず香さんを見て、本気で伝説という言葉が思い浮かんだのかもしれません。もし、そうであったとしたら、KOBAさんに感謝するしかないでしょうね。そのおかげで、我々はBABYMETALという希望が生まれ成長し、伝説になる過程を見る事が出来るのですから。