hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

kubuntu20.04に無線LANRealtekのrtl88x2buの設定で、大変苦労しました。

 嫌な予感はしてたんです。思い立って、HP PB650のメモリー4GB増設と、無線LANアダプターの変更をしようとしたのですが、メモリーは簡単でしょうが、無線LANはやばいのではないかと思っていたのです。予感は当たりました。

 メモリーは、Kingstonの4GBメモリーです。これはすんなりと装着できました。8GBになりますと、安定感が違いますし、シングルチャンネルから、デュアルになるので、少し速くなった気持ちがあります。

 しかし、無線LANは苦労しました。ROTEKという会社の802.11ac,802.11nの2.4Ghzと5Ghzのものです。ただ、型番はわかりませんが、一応、Linux対応としております。と言うことは、ドライバーが付くんだろうなと、少し期待しておりました。そして、Windows10はすんなりと可動しました。11acで5Ghzで繋がっておりまして、非常に快適です。で、kubuntu20.04です。そもそも、簡単なマニュアルが付いてきておりますが、Linuxに関しては、ほぼ記載がありません。その上、Linuxカーネルは、2.6.24-4.7に適応との事。20.04のカーネルは、5.4です。だめ元でやってみましたが、エラーが出ます。このアダプターは、Realtekのrtl88x2buというアダプターのようですので、それを、ダウンロードしてみました。

先ずは、gitをインストールしまして。

$ sudo apt-get install build-essential git

$ git clone https://github.com/its-izhar/rtl88x2bu-driver →これが古かったようです。

$ cd rtl88x2bu-driver

$ make clean

$ make -j8

ここで、エラーが出まして、.koファイルが作成されません。

もう、詰みました。もういっか、Windows10はこれで、kubuntuは前のアダプターで11nを使用したらいいかなと思ったりして、挫けそうでした。結構、エラーメッセージを確認して、.hファイルを修正しましたが、とても無理で、改善されませんでした。そのうち、20.04に合うドライバーが出るだるから、それを待とうかなと思って、インストールを中断しました。そこで、ふとひらめいたのです、違うドライバーで合うのがあるかもと。そもそも、Realtekは大手でもありますので、何らかのドライバーがあるんではないかと。で、見つけました。英語バージョンでしたが。この方も駄目だったみたいで、違う方法でするとうまくいったとの事でした。

 

$ git clone https://github.com/cilynx/rtl88x2bu.git →ここが重要だったみたいです。

$ cd rtl88x2bu

$ VER=$(sed -n 's/\PACKAGE_VERSION="\(.*\)"/\1/p' dkms.conf)

$ sudo rsync -rvhP ./ /usr/src/rtl88x2bu-${VER}

$ sudo dkms add -m rtl88x2bu -v ${VER}

$ sudo dkms build -m rtl88x2bu -v ${VER}

$ sudo dkms install -m rtl88x2bu -v ${VER}

$ sudo modprobe 88x2bu

この方法で、成功しました。めでたしめでたし。ネットって本当にすごいですね。昔ならば、絶対、諦めていたでしょうね。というか、kubuntuなんて使う事も出来なかったのだろうと思います。まあ、いい勉強になりました。