hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

PCR信者の専門家と称される人の専門って感染症学じゃないんですよねぇ。

 面白いもので、PCR信者の専門家といえば、ガバナンスなんたらの上先生、WHO上級顧問の渋谷先生、山梨大学学長の島田先生と有名ですが、皆さん感染症の専門家では無いんですよね。不思議ですね。PCR検査を拡大し感染者を全員隔離するというのは、陽性者を拾い出し続けるという行為が絶対条件なのですが、全員を追いかけるというのは当然無理なので、難しいと思います。理論上は、出来ると思いますが、現実は無理だと思います。

 彼らは、PCR検査が多いアメリカやイタリアについては、どうお考えなのでしょうか?理論上と現実は異なるということは分かりきった事であるのですが、これらの先生にはそこに説明されていないと思います。感染症を専門にされている先生は、このへんは割と現実的で、マクロ的に見ないと感染症対策はできないという事を理解されているんだろうなと思います。

 PCR信者は、抗原検査については、精度が低いと考えているのだろうと思います。しかし、レベル的には、PCRの前段階での、抗原検査は有効なんですがね。陽性分については基本的に陽性を判断出来るということです。陰性は確実性は低いと思いますが、陽性については、結構確率は高いはずですので、PCR検査をかなりサポート出来ますし、院内感染を防ぐ事には、役立つと思います。

 PCR信者は、PCR検査だけで全てが解決するように言われるのですが、その意味においては、抗原検査とのセットは彼らにとっては非常に説得力があるのではないかと思います。

 ここからは、ちょっとした憶測なのですが、上先生、渋谷先生、島田先生も東大医学部出身です。東大医学部出身で感染症に行かれる方はあまりいないだろうなと思います。感染症学は、医学において花形では無いからです。勿論、東大も医科学研究所(ここは元々、北里柴三郎が創設した、旧伝染病研究所なのです)がありますが、そこの先生方も東大出身者は少ないと思います。東大は感染症のような下々の学問には興味は無かったんだろうと思います。しかし、今、こうやって、感染症がもてはやされだしますと、彼らにとってもアピールが必要ということなので、こういった事を言い出したのではないかと思います。

 そもそも、厚労省にも、東大医学部出身の技官はいないだろうと思います。感染症村にも東大の方は少ないと思います。その上、東大医学部出身の臨床医も少ないので、実務もわからない。つまり、ほぼ東大医学部系の学者には、感染症に関する影響力が少ないという事の裏返しなのではないかと思います。まあ、この世界では、東大はあまり強くないでしょうから、今から頑張ろうとしているんでしょうか?

 まあ、それもいいと思います。しかし、PCR検査を一生懸命している、アメリカやイタリアはどうなのか?という事については、全くの無言です。都合の良い事だけを言っているという事だろうと思います。学者が政治にからもうとするとろくなことはありません。真摯に現実に向き合うべきだろうなとは思います。そもそも、今まで、下に見て来たのだから、すり寄る必要も無いと思いますがね。