hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

安倍政権の失敗は、日本の官僚組織の問題だろうと思います。

 本当に不思議な事に、安倍政権は、コロナ問題では、対応が非常にまずいように思います。学校休業の時期、アベノマスク、緊急事態宣言の時期、一括給付金の問題、家賃猶予の問題、出口戦略の問題、PCR検査拡大の問題と、本当に全てが評判良くありません。何故なんだろうかと思います。

 つまり、今の官僚組織は、教科書が無いと動かないという事なんだろうという事なんだろうと思います。教科書が無いと、良いのか悪いのか判断出来ない。そこに、命をかけるような侠気も無い。責任逃れだけには長けているのだろうと思います。

 アベノマスクは、本質的には、立派な考えです。国民に布マスクを支給すれば、ディスポマスクが浮いてくる。非常にロジカルです。しかし、反面、いつまでに、供給出来るのかという戦略がズボラです。感染流行が終わった後に配布されたら、単なるゴミになってしまいます。466億円という無駄なお金が、中国、ベトナムミャンマーに吸い上げられました。466億円あるのなら、れいわ新選組の山本氏が言うように、それで、紙マスクの製造工場を作った方が今後も含めてよかったであろうと思います。そこに発想が至らなかったというのは、政治家の直感を正す事が出来なかった官僚の責任であろうと思います。

 財務省は、様々なところで、抵抗しているんだろうなと思います。しかし、今回の補正予算を出すくらいならば、時限的な消費減税の方が実効性が高かったはずです。最終的に、景気対策として、ここまで無駄金を出した後に、消費減税が行われる事になると想像しております。それって、財務省の頑迷さに起因するのだろうと思います。消費増税は結果的に、景気を悪化させる事で、増収にはつながらないのです。国内の経済力が弱っている段階での増税は、愚策でありました。

 それから、日本政府、地方自治体、病院、薬局その他において、情報の共有が出来ていない。本質的に言えば、ONTIMEで無くても、夜間バッチでも良いので、フォーマットを作り、データーの自動収集システムを構築すべきであろうと思います。ここに人を割くのは得策ではありません。現在の空きベッド数、現在の使用ベッド数、コロナ感染症患者数、重症化度合い、治療内容等これらは、各病院の情報システムからバッチで取り出すのはいとたやすい事だろうと思います。それを、暗号化し、インターネット環境(PPPでも良いと思います、その方が安全ならばそれも可だと思います)で、自動的に収集すれば、管理はいとたやすい事だろうと思います。

 また、社会保険Noでもマイナンバーでも良いので、個人と住民票との紐づけ、そして、銀行口座との紐づけが出来る環境を早急に構築すべきであろうと思います。架空の銀行口座がかなり大量にあるのだろうと思いますので、それを、没収すれば良いのではないかと思います。企業に関しても全て、企業Noを配布し、納税データーとリンクさせる事、そして、一定数の企業においては、システムからの情報提供を自動化することをすれば、かなり社会システムが変わるのではないかと思います。

 官公庁に行って思うのは、データー管理が紙ベースであるということです。机の上いっぱいにファイルが散乱している。これでは駄目でしょうね。もう、机の上には何も無く、パソコン1台あって、そのデータを確認し、資料を作成し、電子データで配布するという形にならなければ、効率的でも、安全でもありません。そもそも、紙ベースでのデーター保存出来ると信じているような化石のような人達が蔓延しているのが、お役所です。ここを大改革しなければ、無駄な事ばっかりであろうと思います。

 審議会とか対策本部とか国の会議がありますが、その資料も紙です。もう、いい加減電子データーに変えるべきです。電子データーで理解出来ないような専門家には、リタイアしてもらうべきです。

 とまあ、無茶苦茶な素人論を展開いたしました。