hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

コロナが変える世界秩序について

 今だに東京オリンピックと言ってる人がいすんですけど。相当運が良くなければ、来年でも無理だろうと思います。みんな心中で思っているんじゃないかな。でも、東京オリンピックが開催されなければ、日本経済は沈没するだろうと言われてもいます。

 でもね。沈没したっていいじゃないですか。日本は日本であり、日本人は日本人で有り続けます。新しいスキームを有する者が勝利者となるのです。アメリカアジアを開拓した、スペイン・ポルトガルからスタートしたヨーロッパの時代は、産業革命を起こしたイギリスに引き継がれ、第2次世界大戦後は、アメリカの支配が続きました。それに挑戦したのは、ソ連と言う時代の、ロシアでありました。しかし、アメリカには敵わなかった。しかし、戦争で負けた国が、新しいスキームの中で成長してアメリカに対峙出来るようになりました。西ドイツと日本です。西ドイツは東ドイツとの統合により、成長が鈍化しましたが。日本は着実にアメリカの対抗勢力になりました。GDPで1/2まで。しかし、日本の成長はアメリカとの戦いに完全に敗れ去りました。それは、アメリカが新たな世界ルールを作ったからです。当時は、それをグローバルスタンダードと称しました。日本は、その金融政策により完全に潰される事になりました。日本型経営は、中長期経営であり、それは非常に投資への対価を生み出すのに時間がかかります。しかし、アメリカ型の経営では、短期間でのリターンを要求することになります。これは、基本的には大間違いの論理なのですが、しかし、その間違いこそが正義となりました。そして、それを利用する勢力、つまり、独裁制国家に利用されたというわけです。短期利益集中+長期的政府保証がセットの経営は、独裁国家で無ければ無理です。つまり、中国がアメリカの弱点を捉えたという事であります。そして、危機感を有したアメリカは最終戦争に出ました、日本とおなじように新たな価値観で、封じ込めるようにと。そして、それは少し、成功し始めていました。しかし、このコロナ感染症で、完全に潰えました。

 我々は、1500年代から500年間続いた、ヨーロッパの時代が終えるのを見ることになるだろうと思います。これからは、間違いなく、中国を中心とした独裁国家の時代がスタートします。お隣の韓国は、もう、独裁国家のレッドチームに入ることが確実です。ロシアも、当然そちらに付きます。アフリカやインドを除く中東・南アジアは、中国チームに入るであろうと思われます。それは、確実にやって来るだろうと思います。自由主義、民主主義と言われた国が、独裁国家に変貌してゆく過程を我々は見る事になるだろうと思います。インドも、アメリカの力の低下とともに、いつかは、中国グループに参入するだろうと思います。

 それは、決して、良いとか悪いとかといった問題ではなく、人間という欲深い生き物の、生き様なのだろうと思います。今の価値観では悪い事であっても、そのうちそれが当然になってゆきます。歴史とはそういったもので、勝者がそのストーリーを作る事が出来るものです。