hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

何故、こんなに満員電車なのか?

 営業という職種が日本にあるのですが、この職種自体が現代の流れに合致していないのではないかと思います。そもそも、今、販売力によって商品が売れるのかという疑問があります。商品が売れる要素としては、商品自体の持つパフォーマンスが重要であり、それは、商品企画力であり、商品開発力でありますが、まずはそこがベースであろうとと思います。その次に来るのが、マーケッティングだろうと。そして、そのマーケッティングというのは、データー分析、トレンド解析が基本です。ここら辺は、文系脳の粗雑な頭脳では対応出来ません。彼らに出来るのは、過去を振り返る事、訳のわからない法則を作る事、お酒を飲んで、接待して、人間関係を構築すること、熱意を持って、販売店を回る事なんて事をしているわけです。ここ、全く不要です。そこを重要視している企業は、恐らく生き残れません。だから、淘汰されていっていると思います。

 これだけの状況になっても、満員電車です。在宅ワークは20%以下との事です。つまり、企業が在宅ワーク出来る環境を構築出来ていないのです。少なくとも、事務系の仕事で、在宅ワークを出来ない企業は、これからの未来はありません。データー環境が構築が出来ていないのです。当座の仕事すら紙データーしか無いという事なのです。こういったデーター管理方法であれば、当然、現代情報化社会には取り残されます。紙データー、PDFデーター、エクセルデーターで物事が解決出来るなんて時代ではないのです。しかし、多くの企業、そして日本の官公庁はここでストップしたままです。

 情報が漏れる、という考えがあります。当然です。しかし、情報管理はかなり高いレベルでの管理が可能になっております。アカウント管理、プリント管理、ファイル操作管理(コピー管理とか、外部メディア管理)なんかは当然、普通に、市販のセキュリティソフトでも可能です。それ以上の管理に関しては、様々なプラスアルファを加える事が出来るのです。お金をかければ。アホみたいに、銀座で接待しているお金を使えばね。

 つまり、日本の社会状況は、20年から30年遅れている訳です。そこから止まっているのです。インターネット環境が世界を変えて、それに対応出来なかった企業は淘汰されていたのですが、日本では残ることが出来たという事なのだろうと思います。ブラック企業なんてのがあります。定義からすれば、現在の状況で、まだ、事務系で、出社を要求する企業は、まあ、ブラック企業です。命よりも健康よりも仕事が大切な社会なんて間違っていると思います。

 今、在宅勤務を普通に出来ている企業は生き残れます。この時代に、全員呼んで、入社式をやっているような企業の未来はほぼ無いでしょうね。勿論、社会的なインフラとしてどうしても必要な職種の方には、お願いしなければなりませんが。医療関係者、社会的機能維持者の方々には本当に、頭が下がります。

 ただ、過去に新型インフルの時に、各企業にPIP(Pandemic Influenza Preparedness)を策定したはずです。その時に明確に在宅勤務を定義していたはずです。それから10年経ってもこの状況であるということは、企業経営者のリスクに対する甘さというか認識不足があったのだろううと思います。つまり、日本が世界で負け続けている要因でもあります。決めても出来ない。