hikarimetal’s blog

基本的に自分のためだけにメモとして書いております。

日本がコロナウイルスに持ちこたえているのは、BCGワクチンのおかげかも?

 何と、BCGワクチンがコロナウイルス感染症に効くとの仮説があり、オーストラリアでは、治験が始まるとの事。日本(株)とロシア(株)が有効で、遺伝子組み換えタイプのワクチン接種者は有効ではないそうです。このワクチンを接種されている国は、日本、ロシア、旧東ドイツ(ドイツは全体として致死率が低い)、台湾、イラク、中国(一部)、韓国(年代で異なる)等だそうです。結果論としてですが、感染が爆発している国は無いようです。

 そもそも、BCGは結核菌に対するワクチンですので、ウイルスに対する抗体は当然出来ません。しかし、かつて、BCGワクチンを利用して、がん細胞の働きを止めるという研究をされていたという情報を得た事がありました。ワクチン接種者は、IL-1βやIL-6(インターロイキン)などの分泌が恒常的に高い状態を誘導することで、無毒化した黄熱病ウイルスを接種する実験を行い、血中のウイルス量がBCGを接種された群では約1/5になることを示しているとの論文があるそうでです。一応、黄熱病のフラビウイルスもコロナウイルスも一本鎖プラス鎖RNAウイルスという事では、親戚みたいなものですから、効く可能性もあるのでしょうか?そもそも、IL-1βやIL-6がワクチンにより活性化するのであれば、予防薬ではなくて、治療薬として使えるんじゃないかと思ったりもします。IL-1は、マクロファージによって分泌され急性期反応を誘導し、IL-6もマクロファージを刺激して急性反応を誘導しますので。活性化すれば、マクロファージがウイルスを食べやすくなのかもしれません。抗原抗体反応だけを見ていたのですが、こういったやり方があったということは結構感動的です。ただし、結構なサイトカインですので、逆に人に有害事象を起こす可能性もありますので、直接投与より、一定の安全性が認められたBCGワクチンの方が良いのだろうと思えます。

以下は引用元です。

https://www.sciencemag.org/news/2020/03/can-century-old-tb-vaccine-steel-immune-system-against-new-coronavirus?fbclid=IwAR3UkYZT941PpzUVKkNwXzkARg9uL-d2OdiZV0qQICrL9U5ke0FwegMwYZ0